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ついに、ついに持ち込みをしてしまいました。
それにしてもヘタレ、ヘタレです…。(/_<)
この体験記、投稿ビギナーの方にとって果たして参考になるでしょうか・・・(あまりならないような・・・)
勢いで書いてしまってるので読みにくい文章も多々あるとは思いますが、御容赦下さい。
おいおい訂正してゆくかもしれませんがとりあえず…!!
持ち込みブツは16頁のBLモノです。
↓文章が長くなってしまったのでキリのいいところにジャンプできるようにしました。
|持ち込み直前|B社さん持ち込み|S社さん持ち込み|
持ち込みする事を漫画描き友達のGさんにカミングアウトしたところ、事前に会ってくれる事になり、更にGさんのお友達のTさんも原稿を持って来てくれるという事になりました。
そしてGさん、更に私の持ち込み予約後に予約を入れて下さり、一緒に行く事になりました。
ありがとう…ありがとう…。きっとひとりぼっちだったら直前までコーヒー屋の隅っこでビクビク縮こまってたと思います…。
Tさんはバリバリの少女系で既に担当の方がいらっしゃってる方で、現在絵の矯正をされてるとの事でした。こんなに美麗な絵なのに絵の矯正とは…。生原稿はそれはそれはオッソロシク美しかったです。ウェブだと上手く見えるけど実際は…って人が多い中、生原稿の方が明らかに美しいのです。なのに・・・プロの世界ってのはそういう事なんだなという事をしかと教えてもらった気がしました。
GさんはBLというにはかなりハードなものを描かれる方で・・・でもGさん独特の持ち味が極められていて、なんというか、エロもあそこまで突き抜けるともはや芸術の域。(たぶんそのスジでは名の知られてるサークルさんかと…)うん。Gさんは芸術家なんだよなぁ…。
しかし、この2人の前にあってはオイラ…あまりにもヘッポコすぎて・・・。
遠い・・・遠いんスよ・・・。
(なぜか今ふと、太陽系惑星の距離図が思い浮かんでしまいました。たぶんその位、自分は遠さを感じたって事なんだと思いますが…)
でも、何が遠いかって考えてみると、それはもう物理的に描いてる枚数に比例してるんですよね…。
もうホント・・・枚数描いてくしかないんですよ。
原稿に目を通されて、最初に言われたのは
「萌えポイントがズレてる」
ぐっはーっっっ!!
「×××××××を扱うのは生々し過ぎる」
ひ〜〜〜っっ
いや、自分も『×××××××萌エ』なわけではなく…そこはソフトにピュアなギャグのつもりだったのですが……。自分的には、男の子っぽさを残しつつLOVEとLIKEの間っぽいライトHな感じにしたつもりだったのですが……。そして女子向けの雑誌なので、一応そういう絵図は敢て見せないようにしてたのですが、生々しいですか……。(恥っずかし〜〜〜っっっ////)
「せっかく16頁も読んでもトキメキみたいなのがなくてガッカリさせてしまう」
というような事も言われました。 う〜〜〜〜ん、男の子度を壊さない程度にかなり頑張って胸キュンモードを入れたつもりだったのですが……。全然ダメなのかぁ〜…。
「絵柄がB社に向いてない。けれど無理に変えようとしないで、そのまま行った方がいいと思います」
ガビーン!!!! ヨソへ行け状態?
「上位作品をみてもらえるとわかると思うのですが、(求めてるのは)こういう絵柄なんですよ。キラキラとか花が似合うような…」
思わず食い下がってしまいました。
オイラ 「絵柄を変えるのには全然抵抗ないんです。どの作家さんの傾向で行けばいいんでしょうか」
編集さん「では当誌ではどの作家さんの作品が好きですか?」
オイラ 「●●●●さんとか…」
編集さん「その作家さんはショートだし、ポイント的作家さんなのでM誌のカラーというわけではないんですよ。そういう方2人はいらないんです」
ブッ…墓穴……!!
オイラ 「あと、●●●●●さんとか…可愛らしくて…」
ホントなんです。ウソじゃありません。(;_;)
けれど、決定的なのは
「BLに向いてないと思います」
ここまで言われながら、選外と知りつつも漫スクに出してしまいました・・・。どちらにしても投函するつもりだったので同じ事なのですが・・・。
でも、今回御会いしていただき早めにお話をきけたので勉強になりました。
見ていただくまでは、デッサン力とか構図とかコマ割とか絵のヘタレっぷりとかそういう事を言われるのかと思ってたのですが、それ以前に・・・
萌えポイントがズレてる・B社のカラーではない・BLに向いてない
言葉は少なかったけれど、少なくとも今回持っていったものに関してはそれに尽きるんだろうなと思いました。
編集の方には、無理に絵柄変えたりする事はおすすめしないと言われたけれど、私もかつては少女系のフワフワ・キラキラ・お花背負ったり…ってのが好きだったのです。
自分的にはそういうのは昔っぽくて古いのかな〜と思ってたのですが・・・なんというか、どんどんマニアックになっていってしまってたという事でしょうか・・・(汗)
商業BLと同人誌ってのは本質的に違うんですね。
商業BLってのはやっぱり新しい若いお客さんが欲しいわけだし、描く側としては常に新しいお客さんが手にとりやすい少女漫画として捕らえなきゃいけないんだなという事に改めて気付きました。
今回の一番の反省点です。
これから持ち込みしようとしてる方で、BL…というかJUNE方面の歴が長くなっててコアな趣味になられてる方は、そのあたり気を付けられた方がいいと思います。(そんな人は少ないか…?) 自分がこの方が面白いんじゃないかと思って趣向を凝らし過ぎたり、マニアックになったりするのは・・・それで受け入れていただくのはかなり難しい気がします(苦笑)
それから、私は雑誌のカラーが見えないとも言われました。どの雑誌に載ってるのかがイメージできないって。ここもとても大事だと思います。
(自分的には合わせたつもりだったんですが・・・もう、パクるくらいでもいいのかしら…?(^_^;)
(実はS社さんには、大変失礼な事をしてしまい(←自分でもまずいなぁと思いつつ…)、怒られてしまいました。すみませんでした。以後気を付けます。でもとても丁寧にみていただき、本当にありがとうございました。いい方だ…(T-T) )
さて本題ですが・・・
見て下さった方は男性の方でした。
「かなり絵に癖があるね」
うわーっそうなのかぁ…(>_<) どこを…どこを直せばいいんでしょうか……
「いろいろな絵柄があるけれど、どれを見ても貴方が描いたというのがわかるという事」
私、過去マンガも色々と持って行ったんです。少女系っぽい?絵柄のものからガチッとした絵柄のものなど…。
自分で気付いてない癖って、結構恥ずかしかったりするのですが……そして、それはいいのか悪いのかどうなんだろうと思いつつ、恥ずかしさのあまりその大事なところをききそびれてしまいました…。
「どういうのが描きたいの?」
ときかれて…、
「いろいろと…何でも描きます」 と言ってしまいました。
あまりよろしくない答えだったと思いましたが・・・でも、何でも描きたいってのが正直なところだったので。
「描きたいものがいろいろ有り過ぎて、こう行きたいっていう方向を詰めきれていない」
というような感じの事を言われました。
それは、いろんなジャンルの作品を描くのは構わないけれど、1本の作品について向かう方向が定めきれてないというか、突き抜けてないというか…そういった事でした。
後にして思えば、それはB社さんで「雑誌のカラーが見えない」と言われた事にもどこか通じるような気もしました。
「今の路線で行くのならもっとクオリティを突き詰めて行かなくてはならないし・・・まぁいずれにせよ、今どうこうという話ではないので・・・ま、頑張って下さい」
はい・・・ありがとうございます。
あと、自分的に言われた事でギャフンだったのは・・・
「2人とも(Gさんと私)・・・いや描いてるものは違うんだけど、作品を見て描いてる人が女性だとは想像ができない」
ええーっっっっ!!!!! ( ̄■ ̄;)
思わず聞き返してしまいました。 「わ…私もですか!?」(←Gさんにすごく失礼)
「そう」
ガーン!ガーン!ガーン! 漫画とは別の次元でショックを受けてしまいました…。
自分的には今回はけっこう「女性向け」に描いたつもりだったんです。
主人公は若めに、ピュアで元気な男の子らしく、サービスカットは入れつつもモロ出しは御法度で、オヤジ趣味の読み手の方のためにはオヤジも入れて、ハードちっくなところも入れて、ふんわり感も入れて・・・
確かにこうして振り返ってみると1本の作品に色んな要素を詰め込み過ぎでした。
そしてたぶん、それがそれぞれの趣味の方にとって「物足りない」と感じさせてしまう所以なのでしょう。
『今回はこれが描きたい!!』という風に路線をしかと定め、それに向けて突き詰めてゆかなくてはいけないのですね。
個人的には色々な要素のものがある程度のバランスを持って含まれてるものが好きなのですが・・・・・
・・・ まぁ、シュミが悪い、或いは一般的ではないって事なのでしょうか。欲張りなところもあるのかもしれません。
でもB社さん、S社さんに見ていただき、「キミは女装を間違えたオカマだよ」という事を指摘された気分でとても恥ずかしかったのですが、指摘いただきましてホントに助かりました。言われなければ一生、自分が『女装を間違えたオカマ』だという事に気付かなかったどころか、もっとタチの悪いもの(?)になってた危険性もあったと思うので。
言われた事を噛み砕き、初心に返っていろいろ研究しなおそうと思いました。
まだまだ書き足りてないような気がしますが、とりあえずはこれにて。
なんだかまとまりを得ない文章でしたが・・・ここまで読むのにおつきあい下さりありがとうございました。
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